<中世英文学史>カンタベリーと愛校心の芽生え
お久しぶりです、こるりです。
中世英文学史のレポートを書くためチョーサーの『カンタベリー物語』を読んでいるのですが、やっと半分くらいです。
カンタベリー大聖堂を目指す人々が、ひとつずつ話をしていくという構成なのですが、全然読書がはかどりません。カンタベリーに近づきません。
この頃の作品はたいがいそうですが、やたらギリシャやらローマやらキリスト教の話を出してくるので、話が全然進まないんですよね……それが面白いところでもあるのですが。
最寄りの図書館には岩波文庫版しかなかったのでとりあえず借りて読んでいるのですが、慶應の先生である西脇順三郎先生訳のバージョンもあることを後から知りました。
西脇先生は、近世英文学史のテキストの著者でもあり、テキストからは英文学愛がダダ漏れ、ところどころ文章がポエムと化していて、すっかりファンになってしまいました。
というわけで、ちゃっかり西脇訳のカンタベリーも他の図書館で予約してきました。
これが愛校心ってやつでしょうか……?
最近、フリーで受けている仕事の翻訳がすこーし忙しくなってきていて。
年末だから?
断ってもいいのですが、勉強にもなるし、というのは言い訳で、お金の誘惑に負けてついつい引き受けてしまいます……
本当は勉強を優先させたいのですが。いや、させる。
土日はどちらか三田のメディアセンターに行ってレポートの作戦を練りたいところです。
それまでに、すこしでもカンタベリーを進めなくては!