こるりと慶應通信

慶應通信文学部第3類 2015年秋 学士入学 勉強の記録

生涯教育と文学部公開講座

詳しく見ていたわけではないのですが、
EU離脱の結果にはびっくりしました。

www.bbc.com

色々なところでBBCのグラフが引用されてますが、
争点を整理したこのissue guideも見やすくてとてもわかりやすいです。
LeaveとRemainの二択だからというのもあるでしょうが、
日本の選挙もこれくらいわかりやすかったらいいのに。

西洋史概説IIで戦前~戦後のヨーロッパについて勉強したばかりの身としては、
残念な結果に思えてしまいますが、
イギリスに住んでいらっしゃる方の記事を読むと、
離脱派が決してナショナリストやレイシストばかりでないことがわかります。
↑のissue guideを見ても、移民だけでなく環境規制や緊縮財政も末端の人々を苦しめているようです。

bylines.news.yahoo.co.jp

確かに、今のままで生活や社会が良くなると思えなかったら、
どっちに転ぶかはわからないけど現状を変える方に一票いれてしまうのが人の子なのかもしれません。

それとは全然関係ないのですが、こんな記事も見つけました。

www.newsweekjapan.jp

1年前の記事ですが、大学を卒業した後も勉強するというのは、やはり日本では普通ではない気がします。
わたしも、「英文学なんかやってる暇があったら残業しろ」と言われそうで、会社には秘密にしていますし。
そして、「日本人のライフコースは直線的だから、受験勉強も熾烈になってよくない」という記述にとても納得。
大学受験に限らず、人生の様々なステージに、「レールから外れたら終わり」ポイントが用意されている気がします。
でも、全員が同じタイミングで進路を決められるはずないし、
家庭の事情や体調によっては、数年ずらすだけでもっと良い選択ができる人だってたくさんいるはずです。
男性ひとりが働いて、奥さんと子ども2人の生活を支えるシステムの場合、子どもの生む年齢と子どもが育つペースによって、ある年齢で必要な年収も定まってきます。
でも、共働きだったり、このパターンに縛られなければ、
何歳で何をしていようが、その人の自由であるはずなのに、
これ以外の人生を選択すると、制度的にも不利だし、肩身も狭い。
わたしは通信にはいってからのほうが、前の大学のときより勉強していますが(質的にも時間的にも)世間的には、やっぱり人と同じ時期に大学に行ったという事実のほうが重要なのかと思うと、なんだかもやもやします。

と、テスト勉強もせずぐだぐだ書いてしまったのは、
試験勉強のついでに(?)、
生涯教育のひとつ、文学部の公開講座に参加する予定だからです。
全3回なのですが、2回と3回は科目試験と丸かぶりなのが、通信生としてはちょっと切ない……