こるりと慶應通信

慶應通信文学部第3類 2015年秋 学士入学 勉強の記録

学士入学からの学び方

先輩方が70期合格の皆様に色々とアドバイスされていますね。
6単位しか取っていないわたしには、まだ何も言えることがない……と思っていました。
でも、最近入学したからこそ分かることがあるのでは?と考えてみたところ、1つ思い出しました。
それは、学士入学には学士入学ならではの難しさがある、ということ。

もちろん、普通入学の方は総合科目を幅広く取る必要があり、スクーリングの所要単位も多いので大変だと思います。
でも、学士入学はいきなりレポートもすいすい書けるよね、と思われがちですが、意外とそうでもないのです。
とくに、前の大学と慶應通信での専攻が違う場合。
分野によっては、レポの書き方どころか考え方・学び方からして違いますよね。
そこで、いきなり門外漢の分野の専門科目を(しかもかなり味のあるテキストで)学ぶ、というのはけっこう厳しいものです。
趣味で勉強されてきた方もいらっしゃると思いますが、仕事に家事にと忙しく、なかなか今まではできなかったからこそ、一念発起して入学された方も多いのではないでしょうか。

この「学士入学の壁」を乗り越えるのに役立ったのが、補助教材の「学習のすすめ」です。
テキストと一緒に送られてくる小さい冊子で、総合科目の学び方が分野ごとに書いてあります。
学士入学のわたしにも、とても役に立ちました。
関係のある部分は読んでおいて損はないと思います。

その上で、自分で色々と本を読むとさらに安心です。
英米文学に興味のある方限定になりますが、わたしが読んでよかったと思うのは、例えばこの本。

英米小説の読み方・楽しみ方

英米小説の読み方・楽しみ方


確か、テキスト一式が届く前に読みました。
楽しみ方、とありますが、結構真面目な本で、よくある有名作品のあらすじ紹介ではありません。
全部は理解できませんでしたが、
各文学作品でどんな研究がされているのか、ということを通じて、文学がどういう学問なのか、ということが少し分かった気がします。
歴史ばかりやっていてあまり活かせていませんが…^^;

あ、この本もそうなのですが、全部理解できないからといって、気にすることはないと思います。
6割分かれば読む価値がある、とわたしは思っています。
4割も分からない、と立ち止まるより、6割を積み重ねることで、だんだん残りの4割も分かるようになるからです。
というより、そうしないと読める本がなくなっちゃうので…

まずはテキスト一式が早く届いて欲しいですね。
わたしも2016年版の補助教材が待ち遠しいです。